数年前、大峯山系へ何度か行っている内に、何となく山岳宗教の山に興味を持ちまし
た。
立山、白山、出羽三山、富士山、比叡山、高野山、石鎚山、と過去に行ってきました
が、後行って見たい山は、御嶽山(長野県)、恐山(青森県下北半島)、英彦山(福
岡県)です。
明治初期の神仏分離政策によって神仏合体の修験道が禁止されたにもかかわらず、
こんなにも山を御神体ととらえ、修行の場として、日々山に入っている人が沢山おら
れるのには少々驚きました。それから、我が故郷の山、金剛、生駒について、書物を
読んで調べてみると、必ず「役の行者(エンノギョジャ)」の名前が出てきます。
修験道の創始者で奈良県の御所市のお寺で生まれた実在の人物です。(そのお寺は、
吉祥草寺というお寺で、相当荒れておりますが、今も、住職がおられます。)
若いころ、金剛、葛城で修行を積み、大峯、熊野をはじめとして、全国の山に(密
教、陰陽道、道教、を合体させた)修験道を広めていったようですが、そのころから
の行動と亡くなった場所は、はっきりとしておりません。
平成12年は役の行者没(死んだという説と今の韓国へ行ったという説・・・とにか
く消えてしまいました)1300年ということで、関係のあるお寺39箇所をその年
に全部行ってみました。近畿一円だったので、車で近所まで行き、後は、山道を歩い
て訪問しました。
神も仏も全く興味の無い私が、1年間にこんなに多くのお寺を回ったこと自体驚異的
な年でした。尚、高野山と比叡山は修験道とは関係ありません。
大峯山へ行ったあくる日の昨日、役の行者が若いころ修行に励んだ葛城山へ、行って
きました。一目100万本と言われるつつじの開花状況のチェックの為です。
実は、来週の日曜日、行きつけの北の新地の小さなラウンジのママとチーママと女の
子2名の計4名のオバハンと葛城山のつつじが満開だろうからと声をかけて、行くこ
とに決まったのです。ママがお弁当を作ってくるとはりきっていたので、もしつつじ
が時期遅れだったら、大変なので行ってきました。来週は間違いなく満開になってい
るはずです。彼女達?とは以前にも一緒に山へ行ってますが、そこそこ歩けるので、
入山路と下山路を変えてみようと考えております。
では又・・・・・三角点の話は、そのうちにします。昨日の葛城山のつつじを見て下
さい
神の山  霊山につて