植木神社祇園祭
伊賀の代表的なお祭として知られる植木神社の祇園祭に行ってきました。
毎年七月の最後の週末、神輿、だんじり、献花、竹幣、花太鼓が、往時の面影を残す伊賀街道の宿場町平田の街道筋を五穀豊穣を祈って練り歩くといったお祭です。
伊賀地方の祇園祭の中でも県の無形文化財に指定されています。
まつりの由来は、その昔この地に疫病が流行った時、スサノオノミコトが現れて薬として梅と牡丹を授けたことが始まりだとも、寛弘元年(1004年)、村人が播磨国広峰山より牛頭天王を迎えて蔓延していた疫病の退散を祈ったことに始まるのだともいわれています。
農村にありながら三基ものだんじりを持つまつりは珍しく、昔から大地の実りに恵まれ経済的に豊かだったことを示していると考えられるようです。
古い町並みにマッチした珍しいお祭の存続は、なかなか大変なことだと聞きましたが、こんな素敵なお祭は残ってほしいと思います。
2008/07/27