池上一郎文庫を訪ねて
高雄に住むようになったら是非訪ねてみたいと思っていました。
高雄駅からロ−カル線で1時間ほどのところの、屏東の竹田駅のすぐ近くにその文庫はあります。

さて、この池上一郎さんのことを少し。
この方は、日本統治時代に軍医として竹田の病院に配属され、竹田の地区の医者としても働いておられました。地域の人々からの信望も厚く、尊敬される存在でした。終戦と同時に日本に帰国となり、その際、多くの蔵書を寄付され、帰国後も台湾の留学生の支援や、文庫への書籍の寄贈など竹田に貢献された方です。
2001年に竹田駅周辺を公園に整備した際、寄贈された多くの蔵書を活かすために文庫が造られました。
ボランティアによって管理維持されているこの文庫で、日本語を学ぶ台湾の学生さんもこの文庫を利用されているそうです。
日本人として、こうした統治時代のものを大事に思っていただけることに、感謝したいと思います。

館長さんの曾さんや、ボランティアの方が、萬金聖母聖殿や青島ビ−ル工場などに案内してくださいました。この訪問の後にも、私は再び訪れました。その時には理事長の劉さんにもお会いできて光栄でした。
また訪れたいと思います。
 2013/10/24
高雄駅からこれに乗って1時間弱、竹田駅は各停しか停まりません。
1時間に1本です。
車窓からの風景。屏東は檳榔(ビンロウ)で有名です。手前のバナナの木の向こう側に植えられてるのは椰子ではなく、檳榔です。檳榔の実は、覚せい作用がありますが、いたるところで売られています。運転手さんが眠気覚ましにガムのように噛んでペッと吐き出します。真っ赤な唾液・・・。
後ろの高い位置に新しい駅が出来ました。ここは保存のために残された旧駅舎を再現。
駅舎のある公園内に池上文庫はあります。
文庫の裏はこのように大きな木の下で本を読んだり寛げるようになっています。地元の人がよく来られるようです。
豚足の有名なお店でお昼を食べましょうと案内してくださいました。ほんとうに美味しかった。
萬金聖母聖殿。屏東は原住民や客家人の住む地域だそうで、呉さんのおばあちゃんは原住民だったそうで、この教会によく通われたと聞きました。
清島ビ−ルの工場。工場見学もできます。試飲ビ−ルは一人カップ1杯もらえるので、飲め飲めと?私のところにカップが集中。まさか〜飲めませんよ!!
屏東の街の中の市場にある地元では有名なかき氷のお店に案内してくださいました。 美味しかった^^
屏東駅まで送ってくださいました。
曾さん、またお会いしましょうね!!
謝謝!!