台湾の結婚披露宴
国が違えば文化が違う。台湾の結婚披露宴に招いていただきました。
日本の披露宴とは随分違います。何が違うのか?
それは主役が招待客であると思える点かもしれません。日本の披露宴に多い新郎新婦のショ−のようなイメ−ジはありません。勿論、来て下さった方々に2人を披露するわけですから、その要素はあって当然なのですが、雰囲気は随分違いますね。
硬苦しい挨拶は勿論ありません。席が決めれているわけでもありません。
時間を守らないといけないわけでもありません。
時間になればポツリポツリと人が増えていく。

こんな楽しい披露宴は初めてでした。
私が出席させていただいた披露宴は、台北のホテルでの披露宴でした。
お料理を頂きながら新郎側の親戚の方のギタ−を伴奏に
歌が始まり、それが3人の合唱になり皆で手をたたき、一緒に歌いました。スクリ−ンには2人の写真が映し出されます。
勿論、会場の入り口にも飾ってあります。とても素敵な写真です。
台湾では結婚写真を沢山撮ります。お嫁に行った娘さんの実家に、1メ−トルくらいの大きさの写真が飾ってあるのを見たことがあります。
お料理が終わりになったころ、会場の出口で新郎新婦が客を送ります。その時に2人からチョコをいただいて帰ります。

台湾での披露宴はこんな風にホテルであったりレストランでするというのが一般的となってきたと聞いています。
でも下の写真のような披露宴もあります。これは南部の台南の
路上で行われた披露宴です。道を封鎖してテントを張って・・・・
道は当然通れなくなりますが、文句を言われることもないそうです。
通れなかったら、他の道通るさ!
「友達の友達はみな友達・・」
招待されていなくてもOKです。、沢山の人が集まって結婚を祝うのです。
格好も気にしません。おおらかな南の人たちの陽気な
声が聞こえてきそうです。

台湾では結婚式というような誰か?何か?に誓うような儀式は
ないようです。
籍を入れて、披露する。考えたら、仏教徒がキリストに誓うような日本式の結婚式のほうが不自然かもと、ちょっと思ってしまいました。