台湾バナナの里 旗山
日本統治時代に形成された古い町並みが残る高雄県旗山鎮
製糖工場に旗山駅がありました。そこを起点として町並みが形成されています。
二階建てのバロック建築の町並みはそのまま残され、家柄もよく教養があり、事業もうまくいっているなど、その背景がよければよいほど装飾も立派だったそうです。
当時、精糖産業、そしてバナナ産業でいかにこの街が賑わいをみせていたかが想像できます。
旗山駅は保存のため、老朽化した駅舎は
工事用の囲いがしてありましたが、友達の呉さんの話しでは資金不足のため工事は進んでいないようでした。
国によっては日本統治時代のものは、皆 壊した国もありますが、こうやって残そうとしてくれる台湾の人たちに感謝したい。
思いがけなく、懐かしいような光景に出会いました。結婚式です。お嫁さんの実家だそうで、結婚式の前に嫁になる人の実家にも挨拶?に行くそうです。日本の昔の田舎の結婚式に近いものを感じました。長老者を真ん中に大勢の家族写真を玄関先で撮る。なんとも素敵な光景でした。
もう一つ、統治時代から営んでおられる自転車屋さん。日本の日本富士自転車(今でもこの会社あるんですよ!)の製品を売られていたようで、当時の自転車を自慢げに我々に店の奥から出してきて見せてくださいました。
明治33年とあります。感動しました。
きっと、おじさんの宝物だと思います。
バナナはこんなに種類があるのかと思うくらい
沢山あって、芭蕉という小さなバナナを買って食べました。この美味しさをどう表現したらいいのか・・美味しかった。