高雄市立歴史博物館
 元は日本統治時代1938年に清水組(1948年に清水建設に社名変更)が建てた高雄市の庁舎だったそうです。1992年に市庁舎が移転したために、この建物は歴史博物館として正式に開館したものです。
 2004年、高雄市の市定古蹟に指定されました。
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ア−チ式の内装がとても歴史を感じます。 bbbbbbbbbbb 台湾伝統の布袋劇(人形劇)の展示室。
私は実際 蓮池潭の畔の広場で行われているのを見ました。お年寄りや子どもたち、皆が、普段着で楽しむ人形劇だと知りました。
       庁舎時代の市長室 d これは、台湾の歴史にとって悲惨な出来事が勃発した時刻です。1947年、2月28日。二二八事件。
台湾に行くようになるまで、この事件のことは知りませんでした。日本人である我々も知っておきたい、知らないといけない事件なのかもと思います。

最初にこの事件の話を聞いたのは、台北の友達からでした。それ以来、何も知らなかった台湾の歴史を知りたいと思うようになりました。
このと発端は、台北で起きた闇タバコ売りの傷害事件なのですが、終戦後、日本兵が引き上げ、横暴な中華民国人が支配し、その事件を機に市民の怒りが爆発。抗議した市民に向けて無差別発砲を行ったのです。死者の数は2万人を超えたという。 この衝突は台湾全土に波及し、高雄でも3月3日、高雄市内で騒乱、そして官庁への攻撃が始まり、多くの市民が無差別に殺されました。左奥の建物は旧高雄駅です。
台北の駅のすぐそばに二二八記念公園を 昨年台北駅の近くで泊まったとき、早朝散歩で、偶然見つけました。総統府のすぐ横でした。
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敗戦で台湾から引き上げる日本兵。列車に多くの人が乗り込む写真です。その横には、高雄港から高砂丸で日本へ帰国。 昔の風情ある港の写真です。
台湾南部には漁港が多く、新鮮な魚介類は観光客の人気でもあります。 i
日本の子どもたち?袴をつけた子どもたちに驚きました。台湾はかつて日本だったというのを実感。
砂糖やバナナで日本時代栄えた旗山は去年の末に行ったところ。そこでも日本統治時代の建物が保存されていましたが、まさにその建物の前での記念写真。
台湾はとても日本人に親切です。当然皆がそうではありません。統治国日本に反日感情がないわけがない。
でも、親日人の多い理由のひとつは こうした歴史的背景が少しはあるのだと思います。