安平古堡(ゼーランジャ城)と鹿耳門聖母廟
ここは、1627年にオランダ人が造った要塞で、当時はゼーランジャ城と呼ばれました。
明の復興を掲げる鄭成功らは、このゼーランジャ城を攻め落としたことでオランダを追い出し、台湾を占領しました。
ちなみに、鄭成功は長崎の平戸で父の鄭芝竜と日本人の母の間に生まれた人物。満州族の清を倒して、漢民族の明を復興しよう、と中国南部で戦い続け、1658年には南京にまで攻め込みますが敗北。そのため、台湾を新たな根拠地にしようと考え、オランダと戦い、ここを占領したそうです。
きらびやかな廟は鹿耳門聖母廟東南アジアで最大の媽祖廟として信仰を集めています。媽祖(まそ)は航海・漁業の守護神。